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オンラインアシスタントのディレクター(リーダー)業務を徹底解説

ディレクターに興味がある人

オンラインアシスタント会社のリーダーってどんな仕事をするんだろう?

タカコ

リーダーの仕事を解説しますね

オンラインアシスタント会社で働く場合には、2つの働き方があります。

  1. クライアントと連携し、作業者へ指示を出す人
  2. 実際に作業を行う人

この記事では①のクライアントと連携し、作業者へ指示出し(ディレクション業務)をする人(ディレクターとかリーダーとかフロントなどと言われます)の仕事について、解説してきます。

オンラインアシスタント【ディレクター】の業務内容

ディレクター(リーダー/フロント)として働く場合の多くは正社員もしくは契約社員としてオンライン秘書会社へ所属して働くケースが多く、業務委託で請け負う人はほぼいません。

その理由はディレクター業務のメインとなる「クライアントから依頼された業務を作業担当者へ指示出しをする」業務が、二重請負になる可能性が高く、業務委託では請け負えないケースが多いためです。

ディレクター(リーダー/フロント)の業務内容
  1. クライアント対応
  2. 業務内容を作業担当者へ振り分け
  3. (業務内容によっては)自分で作業
  4. 納品物のチェックと納品

ディレクター業務①クライアント対応

ディレクター(リーダー/フロント)はクライアントと作業担当者の架け橋を行います。

クライアントが何をどのようにして欲しいのかを的確に確認し、不明点や課題点をクリアにしていきます。

ここでディレクターがクライアントにしっかりヒアリングできれば、作業担当者はスムーズに作業を行うことができます。

受け持つクライアントの数が多くなってくると、ヒアリングする量も増えます。

慣れるまでは1〜2社のクライアントを受け持ち、慣れてきたら3〜4社、さらに増やしたい場合には7〜8社と段階的に増やしていくことができます。

クライアントによってはそれほど手間のかからないクライアントもいますし、とても手のかかるクライアントもいるので、受け持つクライアントによってクライアント数の決め幅が変わってきます。

ディレクター業務②業務内容を作業担当者へ振り分け

①でクライアントからヒアリングした内容を、作業内容を十分に把握した上で作業担当者へ業務を振り分けます。

翻訳関連やデザイン関連などの専門的な分野の業務の場合、ディレクターより作業担当者の方がより詳しい場合が多いので、作業担当者に「クライアントに確認したいことがあるか?」直接聞いた方がスムーズに進むこともあります。

ここでは適任な作業担当者を選ぶことが大切となってきます。

仮に作業に慣れていない担当者を選んだ場合、レクチャする時間や説明時間に多くの時間を取られ、納品物にミスが多いこともあり得ます。

依頼する担当者が依頼する内容とマッチした経験があるかを見極める必要があります。

ディレクター業務③自分で作業する

作業担当者へ依頼するより、自分で作業した方が早い業務の場合には、自分で作業することもあります。

自分で作業する業務の主な例はクライアントのスケジュール調整やメール作成、時間のかからないリサーチなどです。

マニュアルを作成する必要がない単発的な業務やイレギュラー業務もディレクターが作業した方が良いケースもあります。

ディレクター業務④納品物のチェックと納品

作業担当者が作業を完了した時点で、不備はないか、間違いはないかなどクライアントへ納品物が納品できる状態かを確認します。

納品できる状態であれば、そのまま納品し、不備などがあれば修正してから納品します。

今後のために、作業担当者へは修正箇所についてフィードバックします。

オンラインアシスタント/ディレクターの給料

オンラインアシスタント会社によりますが、ほとんどの場合担当クライアント数とクライアントの契約時間数を考慮してお給料が決まることが多いです。

参考までに月収目安として

オンラインアシスタント「フジ子さん」の場合18万円~27万円、

キャスターBIZの場合19.5万円~36万円となっています。

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オンラインアシスタント/ディレクター業務【1日の流れ】

続いてディレクター業務の一日の流れを見てみましょう。

8:45

業務を始めるための準備。パソコン立ち上げ、メール・チャット確認。

9:00になったらクライアントへ朝の挨拶、納品物があれば納品。

10:00 クライアントとミーティング。議事録を作成し提出。
12:00 ランチタイム1時間。朝準備しておいたおにぎりを食べてから簡単な家事を済ませる。
16:00

10分ほどコーヒー休憩。

今日の残りの作業の確認と作業担当者のフォロー。

18:00 クライアントへ業務終了の挨拶。締め作業。

作業の合間に行うことは以下の通りです。

  1. ルーチンタスクが滞りなく進んでいるか確認
  2. 新しいタスクの依頼が入れば、タスク内容の確認
  3. マニュアル更新
  4. メール・チャットチェック

クライアント数が多い場合や依頼されるボリュームによって、1日の忙しさは大きく左右されることになります。

また月初や月末は、経理関連の業務や時間調整(時間が余っている場合は、依頼がないかをクライアントに確認する)などで、普段より忙しくなるケースが多いです。

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オンラインアシスタント【ディレクターで働く方法】2つ

オンラインアシスタント会社でディレクター(リーダー/フロント)として働く方法は2つあります。

1つ目は、オンラインアシスタント会社のリーダー枠に応募すること、もう一つは、オンラインアシスタント会社で作業担当として働き、業務を覚えてからディレクターになる方法です。

ディレクターになる方法①リーダー枠へ応募

秘書経験のある方やオンラインでの仕事の経験がある方は、直接リーダー枠へ応募することをオススメします。

応募をすると、書類審査が合格すると面接とスキルチェックがあります。

面接では、過去の秘書経験や得意な業務、苦手な業務などの詳細を聞かれます。

スキルチェックでは、基本的なパソコンの使い方やメール対応、マイクロソフトオフィスやグーグルドキュメントの使い方、インターネットセキュリティの知識などが問われます。

過去に秘書の仕事をしたことがない方やパソコン操作に慣れていない人には少し難しい審査となるかもしれません。

その場合には、作業担当からスタートし、パソコンスキルや業務の対応スキルを上げてからディレクター業務枠に応募すればスムーズに進めることができます。

また、ディレクター(リーダー/フロント)業務は、クライアントとのやりとりがメインになるので、人とコミュニケーションを取ることが好きな人が向いていると言えます。

ディレクターになる方法②作業担当で経験を積む

過去に秘書業務やオンラインでの業務経験がない場合、作業担当で業務を請け負い、スキルを上げてからディレクター業務にチャレンジする方法について紹介します。

オンライン秘書会社がクライアントから依頼される業務は経理業務、リサーチ業務、ウェブ関連業務など多岐に渡ります。

最初は自分の得意分野から業務の引き受けをスタートし、慣れてきた段階でスキルを上げたい業務を引く受けるようにしていきます。

業務をこなすことで多くのスキルを身につけることができ、自分に合う業務、合わない業務を見極めることもできます。

ディレクターになった際には苦手な業務は作業担当者にお任せすれば良いので、自分の得意・不得意業務を把握しておくことは先々強みになります。

作業担当を経験することで、作業担当者の立場も理解できるため、ディレクターとなって実際に業務を依頼するときに連携が取りやすくなります。

オンラインアシスタントディレクターのメリット・デメリット

ディレクターで働く場合のメリットとデメリットを解説します。

オンラインアシスタント会社でディレクターで働くメリット

ディレクターで働くメリットを3つ紹介します。

  1. 給料が固定で安定する
  2. パソコンスキルが上がる
  3. クライアントが増えれば給料が増える

メリットとして一番大きいのは、収入の安定ではないでしょうか?

自宅で働く場合、フリーターや自営業といった形態であれば、仕事はたくさんありますが、その場合収入が安定しないことが多いからです。

自宅で契約社員や正社員で働きたい人にも、特にオススメです。

また、オンラインの場合、パソコンやツールの使い方で分からないことがあると仕事が進みません。

そのため、徹底的に調べ、それでも分からない場合にはマネージャーに確認するなどして必ず解決する必要があります。

クライアント数が多ければ多いほど、さまざまなツールを使用することになるので、パソコンに関するスキルは大幅に上げることができます。

そしてクライアントの数が増えれば増えるほど、収入も増えます。

お給料を多めに欲しい人は、ある程度仕事に慣れてきたら、クライアントを増やしていくことをオススメします。

オンラインアシスタント会社でディレクターで働くデメリット

オンラインアシスタント会社でディレクターで働くデメリットも紹介します。

  1. 時間が拘束される
  2. クライアントを選べない
  3. クライアントが増えるとそこそこ忙しい

まずは時間が拘束されます。

朝9時から夕方6時まで、休憩時間を抜いたほとんどがパソコンと向き合う時間となります。

時間を拘束される働き方が苦手な場合には、オンラインアシスタントでも業務委託で働ける作業担当者の方が向いているかもしれません。

また、クライアントは基本的に選ぶことができません。

相性の良いクライアントばかりとは限らないので、気の合わないクライアントの担当になることもあります。

そして依頼の多いクライアントを多く抱えた場合、かなり忙しくなります。

クライアント数を増やすときは、自分がどれくらいの忙しさに耐えられるかを見極めてから決めるようにしてください。

オンラインアシスタントディレクター業務【まとめ】

オンラインアシスタントのディレクター業務についてまとめました。

これからディレクター業務をはじめたい人は参考にしてみてください。

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